最近よい湧き水を手に入れることが出来たので今日はこの水をつかってコーヒーでも淹れよう
とても楽しみだ
「せっかくだから誰かほかの人にも飲んでもらいとこだな・・・」
ここは山奥にひっそりと佇む穴場のカフェ
特に看板も出していないので他の客はいったいどうやって知り得るのだろうか
しかも場所も分かりにくい
赤い鳥居がいくつも並ぶ奥に祠がありその裏手にある白い靴をはいた青い三基の鳥居をくぐ
りぬけた先にある
前回は車でいったような気もしなくもないがきっと気のせいだろう
久しぶりにまたあのコーヒーが飲みたくなったので行くことにした
いつものように木の上へとあがる階段を上り扉を開けた
「よう 相変わらず暇そうなツラしてやがんな」
いつ来ても他の客がいるところを見たことがない
毎度のことそんなやり取りをしながら席に座った
「コーヒーとなんか食うもの作ってくれるか?」
そう注文するとマスターはコクリと頷いて了承の意を伝えた
先にコーヒーから淹れてくれるようだ
その様子をなんとなく眺めていた
そういや一つ気になったものがあったな
聞いてみるか
オレはコーヒーをドリップしている間にあることを聞いてみた
「あの表のドアに掛ってたふざけた看板はなんだったんだ?」
「ん?・・・あぁ ・・・アレは喫茶店ジョークだよ」
「喫茶店ジョークねぇ・・・初めて聞く単語だぜ」
「まぁ外すのを忘れていただけの前回のネタだよ」
「まったく・・よぉ解らんけどおなじネタを使い回しすんじゃねーよw」
「そうだな後で外しておくかな。同じネタはいかんよな」
やっぱりなんど来てもこのドリップしたときに漂うコーヒーの香りはいいものだな
心がやすらぐ
そしてささっとお好み焼きも作ってくれた
しかしすごいゴツイ鍋敷きだな!
どんなアツアツのナベを乗せてもテーブルまで熱がとどかなそうだ
出来立てのお好み焼きをいただきながらコーヒーに口を付けて気づいた
いつもと少し味が違う・・・か?
そこでマスターに少し訪ねてみた
「フィルターを替えたのか・・・?」
マスター「・・・NO・・・・・」
「豆を変えたのか・・・?」
マスター「・・・NO・・・・・」
「風味と後味がちがうなぁ・・・」
マスター「水を変えただけさ・・・・・」
オレ「・・・・・・」
マスター「・・・・・・」
オレとマスター
「「 レーサー100ぅ!!ハッハッハッハハ! 」」
( ´∀`)bグッ! d(・∀・)
(変わらねえなコイツw)
「・・・・・・コーヒーのおかわりたのむ・・・・・」
「・・・・・あいよ・・・・・」
ここは山奥にひっそりと佇む木の上にあるカフェ
白面亭
相変わらずなマスターがやすらぎ?の一時を提供してくれる
オレにとってかけがえのない空間
・・・他の客をみたことがねぇけど
・・・まぁそれも込みで気に入っている